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人も会社も成長する「組織のライフサイクル」

人間の一生において、乳児期、学童期、青年期を経て大人となり
脂ののる壮年期を経て、老年期に向かうように
組織も誕生してから成長し、衰退のライフサイクルがあります。

組織の成長や規模の拡大に対応するように
組織の戦略行動や文化などが変化していくパターン(型)があります。
組織の誕生から成長、成熟のパターンを次の4つに表します。

① 起業者段階
② 共同体段階
③ 公式化段階
④ 精緻化段階

 

① 起業者段階

創業者個人のアイデアやイノベーションが重視され
マネジメント活動は相対的に軽視される段階です。
しかし、組織が成長するにしたがい、創業者の個人的能力では
管理できないほどの仕事量になると、組織が成長を続けるには
マネジメントに長けたリーダーによってまとめる必要があります。
 

② 共同体段階

組織が内部統制を作り出す段階です。
規模が拡大して、メンバーが増えるに従って
強力なリーダーシップだけでは統制が取りにくくなります。
そこで必要となるのが「権限委譲」です。リーダーは権限委譲を行い
トップが直接指揮せずとも動く組織を作る必要があります。
 

③ 公式化段階

ルールやシステム、制度など、様々な手続きが導入されて
組織が次第に役所的になっていく段階です。
管理には、役所的な組織が効率的ですが、それが過度に進行すると
ルールを守るのが目的となってしまいいわゆる、大企業病の状態に陥ります。

中小企業が陥りやすいのがここの段階です。
組織ポストの増加に伴う、申請や稟議のルートなど
生産性のないことにも関わらず重きを置いてしまいがちになります。
 

④ 精緻化段階

分権化、権限委譲が進み、全体としてのバランスを重視する組織となると
①起業者段階で志した、社会的使命の重要性を見失うことも多いでしょう。
こうした危機を乗り越えていくためには、組織は環境との関係を新たに作り出し
組織文化の変革といった再活性化を図っていく必要があります。

ここを乗り越えることで
組織のさらなる成長へとつながり、事業の成功へと導きます。
 

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