生産性を上げる方法「ホーソン効果」
日本の労働環境は、労働時間が長く
賃金も上がらないため、生産性が低いようです。
海外で働いた経験がないので
日本が相対的に低いと言われても
そんなもんなのかなと感じていますが。
今回は、生産性を上げる方法として研究された
「ホーソン効果」について取り上げます。
この研究では、
様々な作業条件における労働者を観察したところ
作業環境を悪化させても生産性は向上する、という結果が見られました。
(照明は明るい方が生産性が高くなると仮定していたが
照明の明暗に生産性の関連性は見られなかった)
「ホーソン効果」
ここで分かったことは
人は注目されたり、期待されたりすると
効果を上げるために団結し協力するということでした。
具体的には
① 労働者の行動と感情は密接に関連している
② 集団は、個人の行動に影響を与える
③ 集団は、労働者の生産性を決定する上で大きな影響力を持つ
④ お金よりも集団基準や感情、安心感などがあること
集団とは、企業内に存在するグループのことで
特に所属部署ではなく、自然発生的に生まれる「インフォーマル組織」の方が
仕事のモチベーションや生産性に好影響を与えることもわかりました。
結論としましては、
労働環境ではなく、人間関係が生産性に影響する。
社内に互助の精神が溢れると、生産性は上がるということになりますね。
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