組織に「イノベーション」を生み出す方法

ここからは「官僚制の逆機能」の治し方
さらには、組織に風穴を開けるイノベーションを起こす方法について解説します。

① 組織の構造をフラットに
② プロジェクトチームの導入
③ IT活用で組織を活性化

① 組織の構造をフラットに

中間管理職の階層を少なくして、ピラミッド型の組織をフラットにしようというもの。
フラットにすることで、柔軟で迅速な意思決定がしやすくなりますね。
ただし、管理する範囲が広くなるため、思い切った権限委譲をして
現場管理者の処理能力を高めるためのバックオフィスの充実や
システム等各種支援が必要になります。

② プロジェクトチームの導入

プロジェクトチームとは、社内の課題を解決するために
各部門からメンバーを集めて、臨時的に編成される組織です。
プロジェクトメンバーは、本来の所属部門を一旦離れ、課題の解決に専念し
プロジェクトの目的を達成した時点で、本来の所属部門に戻ります。
これがあるべき姿ですが、通常なら兼任がほとんどですね。
タテ割り組織にヨコ串を入れることで、部門の垣根を越えた意思の疎通を図ります。

③ IT活用で組織を活性化

グループウェアなどのアプリケーションの活用で
スタッフからの考えや意見を取り入れやすくしたり、web会議の活用や
連絡・調整のための時間を少なくするなどの効果が期待できます。

これらの管理技法を取り入れて、硬直化した組織をほぐすことで
企業体質や構造に変革を起こし、新たな競争力を構築することが
イノベーションを生み出す組織の鍵となります。