給料は上がっても幸せにはならない「相対所得仮説」
物価上昇、エネルギー高騰、長期金利利上げと
日本もいよいよインフレが本格化してきました。
それにともなう大企業の賃上げが話題になっていますね。
ユニクロでは、 初任給300,000円、最大4割アップ。
すごく果断な取り組みですね。
さて、そんな今回は給料の話ですが
実は、収入と幸福度には、関連性がないと言われています。
給料が上がっても幸せにはならないということ。
このことを「相対所得仮説」と呼びます。
相対所得仮説とは
国民全員の所得が10%上がったり
また逆に10%下がったりしても
それは、相対的には何も変わらない。
幸福度というのは、「他人との比較」で決まるものでだそうです。
確かに、同じ部署にいる人の給料だったり
同年代の年収だったり気になりますよね。
直接自分と関係する人の給料を知りたいと考えるのは
これは、単純に収入金額ではなく、給料と言う基準で比較した
評価を知りたいと考えている人が多いからです。
人間は、評価を通じて幸福度を測ります。
ハーズバーグ動機付け・衛生理論
余談ですが、 モチベーション理論と言う考え方の中では
給料は、不満と言うマイナスをゼロにすることはできるが
仕事のモチベーションにはつながらないと考えられています。
責任のある仕事や達成感など、仕事そのものから満足を得ることが
モチベーションアップの鍵とされています。
話はそれましたが
賃上げは、 生活の改善にはつながるものの
幸せになれるものではないと言うことです。
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