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どうなってる?水の汚れを取ってくれる浄化槽の中身

生活排水にしても工場排水にしても
水をきれいにしたのちに、河川に流さなければいけません。
そんな排水の汚れを取ってくれるものに浄化槽があります。
 

下水道のないところでトイレを水洗化するためには
浄化槽を設置しなければなりません。
この浄化槽は微生物の力を利用しています。
 

①槽では、汚水中の有機物を分解・浄化します。
ここで活躍する微生物は<嫌気性微生物>。
酸素がないところで働く、大物汚泥迎撃部隊。
この分解で発生する硫化水素・メタンが嫌な匂いの元です。

②槽でも、浄化の手順は同じですが
処理が早い<好気性微生物>に交代。
スピード系微生物で酸素を必要とします。
そのために③のブロアで空気と酸素の援軍を送り込みます。
 

微生物は分裂を繰り返して数を増やしますが
栄養になる食べ物(汚泥)がある限り死ぬことはありません。
 

浄化槽は言いわば、「小さな下水処理場」です。
設計に関わるものとしては、この仕組みがわかることで
配管・マンホールの位置や、浄化槽サイズ、雨水利用など
より広い視座で見えてくるものがあります。
 
  
SDGsの取り組みに関して
当社のサイズで、できることは限られています。
では、「まず自分たちで理解をする」
そして「設計にフィードバックできることを考える」
そこから始めています。
 

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