組織の仲が悪いは、あながち悪いことではない「コンフリクト」

会社でも家族でも、みんな仲が良いに越したことはありませんよね。
しかし、組織というものは、どうしたことか仲が悪くなりがちです。
特に多くの部署を抱える企業にとっては
どうしてもお互い利害関係があり対立が発生してしまいます。

逆に、従業員の少ないオーナー企業では
会社のことはオーナーがすべてを決めるため
従業員間の仲が悪くなることは少なかったりします。

このような対立はコンフリクトと呼ばれ
上長の人徳がないとか、風土がどうとかそんな話ではなく
人が集まるとどうしても発生してしまうものなのです。

コンフリクト発生要因

コンフリクトは、主に次のような場面で発生します。

① 組織内の限られた資源配分について、関係者間での合意が形成されない場合
② 互いが自律性を求めたり、権力を確保したりしようと意図した場合
③ 組織内で共通目標を確立できず、協力関係が成立しない場合
④ 部門同士が仕事を依存し合う関係にある場合
⑤ タスクの不確実性が高い場合

コンフリクトを解消すると

しかし、コンフリクトは悪い作用だけではありません。
組織内の様々な見解があるということは
組織の活性化や、新しい価値の創造に貢献することがあります。

したがって、経営者・リーダーには
火中の栗であるコンフリクトを敢えて拾い上げ
積極的に活用するような管理が望ましいといわれています。

コンフリクトを解消した暁には
イノベーションが促進され、企業の成長へとつながるのです。

コンフリクト発生 → 対立 → 解消 → イノベーション

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