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設計を高く売るためのハロー効果

設計士の仕事で大切なことは、大まかには
最適な設計図・プラン、 納期までに完遂する施工計画、適切な予算
と言ったところでしょうか。

施主としては
「いいものを安く仕入れたい」という当然の原理が働くため
(これが働かないといい経営になりません)
設計士の身入りとなる設計料も適切な価格となります。

では、少しでも高く売るためにはどうすればいいでしょうか。
(ここでは、設計の中身については置いておきます)

それは、ハロー効果を利用することです。
ハローとは、後光のことで、その後光の影響で本来の姿が違って
見えてしまう効果のことを言います。

わかりやすい例で言えば
好感度の高いタレントをCMで起用して企業のイメージアップにつなげる
などは、ハロー効果を利用したプロモーションの方法です。
タレントと企業の性質は全く関係ないのに
人はそれらを関連付けて影響を受けてしまいます。

他にも、高級レストランでの食事は
普段よりも美味しく感じてしまうことがあります。
これは値段、照明、客層、ウェイターのつくるお店の雰囲気が料理に作用し
「これだけ高いんだからおいしいに決まっている」と
ハロー効果が味わい以上の価値をもたらします。
 

設計料アップのために

これらを設計業務に落とし込むと設計料を上げるためには
施主との接点において、いかに隙のなさを見せられるかどうかに尽きます。

設計士個人の服装
首元よれよれシャツではないか。量産型おじさん風の装いで接していないか。
人は見た目が9割です。印象に残らないとフィーも上がりません。

迎え入れるオフィス
接遇に適したオフィスであるか。作業場感が強いと足元を見られるので
レンタル会議室に招いた方がまだまし。

説得するための資料
図面以外はテキスト中心の味気ない資料になっていないか。
相手のテンションが上がる資料でないと高く買ってはもらえません。

威厳を感じる姿勢
背中の曲がった米つきバッタは低賃金で働かされます。
背筋を伸ばして、胸を張って姿勢だけでも堂々としておきましょう。
威厳があるのに腰が低いなんてポイント高いですね。
 

まずは、姿勢だけならすぐにでもできるので
より強いハロー効果を得られるように
毎日腕立て伏せして、胸板を厚くするなんてのもいいかもしれません。

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