今日の10,000円は、明日も10,000円ではない_2.ビートルズに学ぶお金の価値
前回に引き続き、時間の経過で変わるお金の価値について
今回は、著名人の事例を出して紹介していきます。
ビートルズの版権問題
ビートルズがデビューしたての頃
設立した音楽の版権会社の株式比率のうち
若かった彼らは、「楽曲の権利は会社にある」にサインをしてしまいました。
ジョン・レノンが亡くなったのち
楽曲を買い戻す話がポールのもとに舞い込んできます。
ポールは、ジョンの後見人であるオノヨーコに相談に行きました。
すると、オノヨーコは
「曲を作ったときに、何十億円もかかっていない。買い戻すのには高すぎる!」
と買い戻しを拒否しました。
版権を買ったのは、なんと
そして、ビートルズの版権を買ったのは、あのマイケル・ジャクソンです。
マイケルは「彼らの曲が何十億円なんて安すぎる。」と喜んで買いました。
その後、ビートルズのレコードは再販や特別版など何度も繰り返し発売し
多額の利益を生み出していくのでした。
この話から
どちらが正しかったかは言うまでもありませんが
オノヨーコは、過去の費用を重視した意思決定です。
一方、マイケルジャクソンは、将来のお金の価値を考えて意思決定をしています。
会社の中でもこういった事はあるんじゃないでしょうか。
貧すれば鈍するとはよく言ったもので
コスト志向で、ちんけなお金をケチって投資をしなかったせいで
本来なら得られていた、利益を得られないなんてことが。
いずれにしてもお金は将来の価値を見据えて考えないといけませんね。
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