アンカリングを使って交渉をうまくまとめる

冬の時期になると
長雨や日照不足などの天候不順で野菜がよく高騰しますよね。
今年は燃料高の影響でハウス栽培物の野菜が特に高くなりそうです。
 

野菜のような身近な商品では
「ほうれん草98円はお買い得だ」と大体の値段をわかっているので
高騰すれば消費者は敏感に反応します。
これは、ほうれん草なら大体いくらとの慣習価格を持っているからです。
このことをアンカリングと言います。
 

事業においても
このアンカリングを上手く利用すれば、利益の増やすことができます。
例えば、見積りでも、思い切って高めの価格を提示します。
(便宜的に100万円としましょう)
 

ちょっと高いかなという100万円がアンカーになるので
この100万円に納得してもらえたら、それは価値の増大につながりますし
もらい過ぎなら、値引きするなり、サービスのレベルを上げればいいことです。
最初にアンカーとなる100万円を相手に意識させれころがポイントです。
この100万円が基準点となります。
 

そんなの上手くいかないとおっしゃるかもしれませんが
それは、低いアンカーで自社が認識されているからであって
競合案件でない限りは
できるだけ高めのアンカーをいつも意識しておきましょう。
 

関連記事

  1. 設計を高く売るためのハロー効果

  2. 今日の10,000円は、明日も10,000円ではない_2.ビートルズに…

  3. 自分のものには価値がある「保有効果」

  4. 良い印象を持ってもらわないことには仕事につながらない

  5. 安心して真ん中を選ぶことは本当に安心か

  6. 経費節約の天敵、それは変えないこと

  7. 「私、失敗しないので」…と言う認知バイアス

  8. 気遣いや親切はお金に換えてはいけない

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

PAGE TOP