代替報酬をうまく使って人に動いてもらおう

社員や部下、メンバーが思うように
動いてもらえないと悩む方は多いのではないでしょうか。
戦国最強の騎馬部隊を誇った武田信玄ですら
家臣の扱いにいつも悩んでいたというぐらいですから
人を自在に動かすというのは生半可なことではないということです。

すぐに楽しい代替報酬

人を動かす効果的な方法に「代替報酬」があります。
すぐに楽しいを用意すれば人は動いてくれるということです。
有名な例で、スウェーデンのピアノ階段があります。
階段をピアノの鍵盤に見立てて、一段ごとに音の鳴る仕組みにしました。
すると、階段を使う人が7割近くもアップしたそうです。
健康のために階段を使いましょうと言ってもなかなか使われませんが
楽しいことを用意して、結果、健康につなげましょうという方法です。
 

この代替報酬を使って人に動いてもらうにはどうすれば良いでしょうか。
お腹が空く頃に、面倒な仕事を依頼すると同時に
菓子パンを添えるとモチベーションにつながりますね。
設計なら、すぐに楽しくなる、ワクワクする建築物や
まちづくりを想像することが大切ですね。
 

社員のモチベーションを上げるには

少し話は逸れますが
人間は金銭による報酬のような目に見える見返りがなくても
仕事そのものを楽しいと感じたり、自分のやってることの有能感が
やる気の源泉となります。
 

さらには
会社の方針、給与や人間関係などの労働環境を整える「働きやすさ」と
達成感や責任、仕事そのものから得られる「働きがい」がリンクすると
従業員のモチベーションが上がるとされています。
 

ここで間違っても処罰でコントロールしてはいけません。
できなかったら評価を下げる、と言えば
やることに価値を見出せなくなり、モチベーションが下がり
結果、人は動いてはくれません。

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