まとめなければ会社じゃない「組織」

ひと昔前の会社では「社員は家族」でしたが
実際は家族と違って、社員は嫌なら辞めれますし
反旗を翻して乗っ取ることもあり得ます。

では、そもそも会社という組織は
どういう状態のことを言うのでしょうか。
「会社法」ではなく、「組織論」としての解釈をご説明します。

組織のとらえ方は様々ですが
その本質は、人間行動の集合体であります。
そして組織には、「分業」と「調整」の仕組みがあり
それが備わっていることが「組織」と定義できます。

分業
営業部、管理部といった部署 役割分担

調整
経営者がまとめること

 
組織は、分業した仕事の統合や調整が必要となります。
分業の各部門が各々が好きなように動いていた場合
調整がなければ、仕事が非効率になります。

例えば、営業部と製造部がそれぞれ勝手にしていたら
「せっかく注文を受けたのにものがない」だとか
「作ってみたけど、ぜんぜん売れない」といった事態が発生します。

実際の会社では、分業することで、専門性が高くなるという
大きなメリットが得られるわけですが
その際には、調整して縦割りをまとめる必要があるということです。

これが組織であり、そしてその調整は、経営者の仕事なのです。

関連記事

  1. 何が起こるか分からない「不確実への対処法」_2

  2. 人も会社も成長する「組織のライフサイクル」

  3. 組織の結束がいい方向に向かうとは限らない「集団の凝集性」

  4. まとめるために知っておきたい「組織の3要素」

  5. 組織の仲が悪いは、あながち悪いことではない「コンフリクト」

  6. これがあるといい組織 「組織の構造5原則」_2

  7. 最も生産的で不確実で潜在能力を持つ資源「人的資源」_3

  8. 何が起こるか分からない「不確実への対処法」

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

PAGE TOP