まとめなければ会社じゃない「組織」

ひと昔前の会社では「社員は家族」でしたが
実際は家族と違って、社員は嫌なら辞めれますし
反旗を翻して乗っ取ることもあり得ます。

では、そもそも会社という組織は
どういう状態のことを言うのでしょうか。
「会社法」ではなく、「組織論」としての解釈をご説明します。

組織のとらえ方は様々ですが
その本質は、人間行動の集合体であります。
そして組織には、「分業」と「調整」の仕組みがあり
それが備わっていることが「組織」と定義できます。

分業
営業部、管理部といった部署 役割分担

調整
経営者がまとめること

 
組織は、分業した仕事の統合や調整が必要となります。
分業の各部門が各々が好きなように動いていた場合
調整がなければ、仕事が非効率になります。

例えば、営業部と製造部がそれぞれ勝手にしていたら
「せっかく注文を受けたのにものがない」だとか
「作ってみたけど、ぜんぜん売れない」といった事態が発生します。

実際の会社では、分業することで、専門性が高くなるという
大きなメリットが得られるわけですが
その際には、調整して縦割りをまとめる必要があるということです。

これが組織であり、そしてその調整は、経営者の仕事なのです。

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